織りにこだわる伝統と歴史に裏付けされた畳縁
畳縁とは、畳表の切り落としである巾部分を保護補強するための素材で、畳の角の摩耗を防ぎ、
畳を敷き合わせる際にできやすい隙間を”しめる”畳に不可欠な素材です。
古くは奈良時代、身分の高い家や寺社の畳に別注の特殊織布が用いられたのが始まりで、
現在、素材は綿から合成繊維と変化し、軽くて丈夫、発色の良さを活かしながら織られています。
児島で創業した「髙田織物」
1892年、瀬戸内海を見渡す児島で始まった髙田織物は、畳の縁を彩る「畳縁(たたみべり)」の持つ可能性を広げるべく、日本の伝統や文化を大切にしながら、革新的な挑戦を続けています。
空間を彩る。
畳縁は、模様や色によって身分等を表す時代もありましたが、今では自由に選ぶことができます。素材も、綿糸や麻糸を蝋(ロウ)引きしブラシで磨き上げられた黒色または茶色の糸が使用されていましたが、 現在では化学繊維で織られたものが主流となり色数も豊富になりました。
脈々と受け継がれている。
現在は、電子ジャガード搭載高速ニードル織機を導入し、畳縁を製造している。織機は新しくなったが、織りにこだわる精神は受け継がれ、伝統を守りながらも、新しい畳縁を生み出しています。
日本の伝統や文化を大切にしながら、
新たな価値を創造し続けています。
畳縁は、模様や色によって身分等を表す時代もありましたが、今では自由に選ぶことができます。素材も、綿糸や麻糸を蝋(ロウ)引きしブラシで磨き上げられた黒色または茶色の糸が使用されていましたが、 現在では化学繊維で織られたものが主流となり色数も豊富になりました。その他にも、ペットボトルを再利用してできた糸なども用いられるようになり、移ろいゆく時代と共に、畳縁も変化を続けています。
弊社では、クラシカルなものからモダンなものまで、約1000種類の畳縁を豊富に取り揃えております。施主様の好みやお部屋の用途に合わせて畳縁を選んで頂くと、きっとこれまでとは違った気持ちで、 畳のある生活を楽しんで頂くことが出来るはずです。畳縁は、お部屋だけではなく、畳の上で過ごされる方の気持ちまでも彩る織物です。